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ウォータージェット工法のメリット・デメリット

このページでは「ウォータージェット工法」のメリットやデメリットについて紹介しています。特徴を把握することで、有効に活用できるシチュエーションが見えてくることでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

ウォータージェット工法のメリット

ウォータージェット工法は、専用の高圧ポンプで圧力をかけた水をノズルから噴射し、そのパワーで金属加工などを行っていくものです。チタン合金やプラスチック、大理石など、いろいろな素材を加工していけるので、多くの業者から重宝されています。

ウォータージェット工法には、通常の工法にはないさまざまなメリットがあります。現状と比較し、恩恵をより受けられるのであれば、導入を考えてみて損はないでしょう。

幅広い材質に対応可能

ウォータージェット工法は、超高圧で水を噴出して対象物に当てることで加工を行う工法です。水を使うので、水に溶けるような素材でなければ、いろいろな材質を加工していくことができます。コンクリートやガラス、金属、アルミ合金など、その範囲はさまざま。レーザー切断が難しいような素材に関しても対応できるのは強みです。取り扱っている素材がウォータージェット工法に適合しているか、興味があるのであれば、まずは一度チェックしてみるといいかもしれません。

熱影響が少ない

ガスやレーザーなど高熱を発する工法の場合、熱によって素材が溶けたり、変形や変色してしまったりすることがあります。しかしウォータージェット工法であれば熱は生じないので、そのような心配はありません。特に、熱の影響を受けやすい素材を加工するのであれば、ウォータージェット工法は非常に適していると言えるでしょう。

対象物以外へのダメージが少ない

ウォータージェット工法の場合、対象物を水くさび作用で切断や粉砕していくため、他の部分へのダメージを押さえられます。母体はそのままで保ちながら、対象物だけを取り除きたいときなどには、特に有効でしょう。

作業者・環境に優しい工法

ガスを使うような工法、あるいは熱を発するような工法の場合、加工の際に人体に有害なガスが発生してしまうことがあります。また、粉じんの発生も懸念されます。ウォータージェット工法の場合、そうした有害物質が発生しにくいので、作業をする人にとっても安心できる工法となります。また、振動が少ないことから連続作業ができ、結果的に工期を短縮することにもつながります。

ウォータージェット工法のデメリット

メリットの多いウォータージェット工法ですが、もちろんデメリットもあります。メリットばかりに気を取られて導入した結果、デメリットの影響で思ったような成果が出ない、あるいは導入そのものが無駄に終わってしまった、ということのないよう、デメリットについてもしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

水に溶ける素材には使用できない

ウォータージェット工法は、その名の通り水を使った工法です。高圧の水で切断や加工をしていくわけですが、紙などのように水に溶ける素材、あるいは木材などのように濡れることで不具合が生じてしまう素材に対しては使用することができません。また、ガラスのような薄い素材の場合、水圧によって割れてしまう可能性があります。加工する素材をある程度選ぶ、と言えるでしょう。

機械加工に比べると精度が劣る

ウォータージェット工法は、それほど加工の精度が高いわけではありません。もちろんある程度の精度はあるわけですが、非常に細かい加工をしていくような作業の場合、思ったような成果が得られないことがあります。そのような加工をする際には、専用の機械を使っていくようにするといいでしょう。

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