ウォータージェットの受託加工専門会社「佳秀工業」について、会社の特徴やウォータージェット工法施工マシンの取りそろえ状況などを調査しました。
6mmの厚板のスクリーン加工
SUS304(ステンレス)6mmの板厚をウォータージェットで切断。通常の薄板ならば打抜きで穴加工を行えますがこちらは板厚で、レーザー切断も考えられましたが熱の影響で反りの心配があり、ウォータージェットで加工しました。
参照元:佳秀工業公式サイト「活用事例」(https://www.waterjet-kakou.com/project/ex004/)
アルミ20mmの板厚のフライス加工
A5052(アルミ)20mmの板厚の上下面に、穴と切欠きを加工。ウォータージェット加工は熱歪の心配がなく、どんな形状にも対応可能です。安価な2F材や6F材に加工することで、圧倒的なコストダウンができます。
参照元:佳秀工業公式サイト「活用事例」(https://www.waterjet-kakou.com/project/ex006/)
銅の三次元切断加工
タフピッチ銅(C1100)の12mmの板厚は、レーザーでは切断できず、複雑な形状をしていて平鋼からの切削加工も難しい形状でした。
ウォータージェット加工機であれば、わずか数分で開先加工まで対応することができます。
参照元:佳秀工業公式サイト「活用事例」(https://www.waterjet-kakou.com/project/ex018/)
切削加工レス切断(二次加工不要)
SS400の100mm板厚に角穴を加工。切断面の粗さは機械加工と同等で公差±0.1mm。
従来、ガス溶断で粗切断し二次加工で角穴を削りますが、ウォータージェットは2工程をまとめられ、大幅な時間短縮とコストダウンができました。
参照元:佳秀工業公式サイト「活用事例」(https://www.waterjet-kakou.com/project/ex005/)
シム・ライナなどの極薄材の重ね切り
板厚0.01mmのステンレスバネ材をウォータージェットで切断。どんなに薄い材料でも切断可能で、四角穴や丸穴など任意の形状に切断できます。
さらにまとめて重ね切りもできるため、特に数が多い場合にコストメリットが大きい工法です。
参照元:佳秀工業公式サイト「活用事例」(https://kasyu-kogyo.com/service/examples/)
最大3,000×8,000×300の大型機5台、大出力機4台を保有し、24時間稼働にも対応しコストダウン・短納期を実現。
航空機エンジンのタービン翼や使用済み核燃料棒の収納容器の量産加工など、高い品質が強みです。
金属・非金属も含め年間※約400種の材質加工を行い、少量多品種にも対応。機械加工と組合せた一貫加工も可能です。
予備部品も常備するなど加工機トラブルにも強く、全国対応し、関西・関東には定期訪問を実施しています。(※2021年11月時点)
参照元:佳秀工業公式サイト「会社概要」(https://kasyu-kogyo.com/company/outline/)
会社の正式名 | 佳秀工業株式会社 |
---|---|
所在地 | 【本社】福岡県北九州市若松区南二島2-24-10 ほか宇佐工場(エンジニアリングカンパニー)、二島第二工場(ヘルスケア事業部)あり |
営業時間 | 8:00~17:05 ※日曜日は除く |
設立年 | 創業1969年 |
建設業者許可 | 記載なし |
事業内容 | ウォータージェット受託加工・機械金属事業・ヘルスケア事業・ウェルネス事業 |
加盟団体 | 記載なし |
電話番号 | 093-701-3131 |
公式サイト | https://www.waterjet-kakou.com |
※2021年11月調査時点で公式サイトに掲載している施工事例件数・年数を調査しました。
※久野製作所:掲載している業者のうち、はつり・剥離(塗膜除去)・削孔といった土木・建築分野の施工事例掲載数が最も多い会社として選出。
※米山製作所:掲載している業者のうち、ウォータージェット工法専門の切断加工受諾会社で施工事例の多い会社として選出。
※日進機工:掲載している業者のうち、プラントメンテナンスをメイン事業に挙げており、かつ経営年数の長い会社として選出。